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会長の独り言

会長の独り言

ベートーベン

日本では大晦日の交響曲第九番(通称:第九)でも有名な作曲家のベートーベンですが、
実は彼は耳がほとんど聞こえなかったということをご存知でしょうか?


音楽家として命とも言える、耳が28歳の時に突然聞こえづらくなったのです。


日に日に聞こえづらくなっていく耳。


そして、
身分の違いで結婚を許してもらえなかった恋人ジュリエッタが
他の人と結婚してしまったこともあり、彼は自殺すら考えるようになりました。


長い間、生きるべきか、死ぬべきか迷った末、
とうとう死を決意し遺書まで書いたのです。


そして、死ぬ前にピアノに向かい、
ジュリエッタのためにかいた
「月光」を静かに弾き始めました。


ところが、

弾いているうちにベートーベンは不思議な感覚を覚えました。


音はよく聞こえないのに、
心でははっきりとメロディーが流れているのを感じたのです。


そして、思い直して強く生きていくことを決意し、
こう日記に記したそうです。



「たとえ肉体にいかなる欠陥があろうとも、
 わが魂はこれに打ち勝たねばならぬ。

 28歳、そうだ28歳になったのだ。
 今年こそ、いよいよ本物になる覚悟を決定せねばならぬ。」


こうして、ベートーベンはだんだん聞こえなくなっていく耳で、
あの有名な交響曲第5番「運命」を書いたのです。



そして、こう語っています。


「運命が私の部屋のドアをノックした。
 母の死、かなわぬ恋、そして耳の病気。

 臨んでなどいないことが次々にやってくる。
 でも私は運命に負けはしない。
 まっすぐに立ち向かっていくのだ。」


そして、

その後も田園や第九といった名曲を書き続けていったのです。



次は、ルーズベルト大統領



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